第4654号:LACMTA
- 2012/03/17 土 17:47
- 紀行記録
食い物ネタが一通り終わったから、次は街ネタでも。
過去2回と異なり、今回の目的地はLA市内。
LAXからの公共交通機関がほとんど無いIrvine、全く無いCosta Mesaと違い、移動手段の選択肢は多々ある。最も安いのが、空港最寄り駅まで無料シャトルを使って移動し、そこからMetro Railを2本乗り継いでDowntownへ行く方法。去年、同じ目的でLAに来た同僚はこの手で市内入りしたらしく、「折角だから経験しておけ」との談。
というわけで、事前に料金体系や乗車券の種類を色々と調べて、写真のカードを自動券売機で買うに至った。Transit Access Passを縮めて「TAP card」という、JRのSuicaのようなもの。プラスチック製なのでSuicaより立派に見える。保証金$2に、7-days passという1週間乗り放題券をチャージ(?)して、合計$22。Metro Railは1回乗る度に$1.25なので、17回以上乗るのであれば元が取れるというわけ。
最初に乗ったGreen Lineは、一見低床の路面電車のように見えるが、I-105の上下高架線の間を自動車と同じかそれ以上の高速でかっ飛ばす。初夏並みの気温だったおかげで車内は冷房が入っていた。約15分間隔で走っているが、乗客はそこそこ乗っていて、日本でその辺を走っている電車と大して変わらない。あえて違いを挙げるなら自転車も普通に持ち込み可な点。日本だと田舎の閑散とした電車くらいしか認められていない光景であろう。
Imperial/Wilmington駅で降りて、南北に走るBlue Lineに乗り換え。GreenとかBlueと言っているが車体の色は皆白地に黄帯である。このBlue Line、沿線は低所得者層住宅が建ち並ぶスラム街と事前に聞いていたが、確かに街路の風景がちょいと危なめであった。ただ、電車の中は極めて穏健。聞こえてくる言語が英語ではなくスペイン語が多いのは、沿線住民がそっち系だからなのだろう。
車両をよく見たら日本製であることに驚きつつ、終点まで行かずに一つ手前のPico駅で下車。3日間の仕事場となるLACC(Los Angeles Convention Center)までは、歩いて数分であった。
実は、7-day passを買ったのはホテル最寄りのCivic center駅とこのPico駅をRed LineとBlue Lineの乗り継ぎで結ぶことを考えていたからなのだが、その後、LACCとホテルの間に無料のシャトルバスが運行されている事が判明。結局、Metro Railに乗ったのは最初の移動1回きりであった。まぁ、$22は勉強料、ってことにしておこうか。
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