Benjamin's LOG

　まんまやな・・・
　明治５年、新橋−横浜間に鉄道が開通してから１２６年。だが１００年を過ぎるとそれほど話題にはならないらしく、少なくとも私が記憶している限りでは「今日は鉄道記念日です」等と言った番組を見たことがない。
　ただ、それと関連づけたのかどうかはわからないが、今朝の「ズームイン！朝」で「鉄道唱歌の旅：信越本線編」というのをやっていた。毎月１回どこかの路線を取り上げて、バックに鉄道唱歌を流しながら沿線風景を辿っているらしい。

　信越本線と言えば、一番の名所が碓氷峠。ちょっとでも鉄道の本を読んだことがある人ならば、日本最大級の勾配があって、電気機関車があらゆる列車を押し上げている、なんてのを知っているかも知れない。しかし、それも昨年の１０月まで。今は近代的な架線のついた路線も「廃止路線」となってしまった。
　旧国鉄とＪＲは地方のローカル線を次々と廃止にしてきたが、いわゆる幹線、しかも電化されていて一日に何本も列車が走るような路線を廃止にしたのは初めてであろう。貨物列車も最近はあまり走らないのかも知れないが、少なくとも群馬県と長野県の間の物流が全て車任せになったわけである。世の中、それほど高速移動を求めているのだろうか。数年後、観光目的でも良いから碓氷峠を走る列車が復活してくれることを密かに期待している。