Benjamin's LOG

アウトドア派転向中?

第3752号:うみねこレール

蕪島

(クリックで拡大します。その他の写真はこちらへどうぞ。)

 久慈から北に向かう八戸線の歴史は古く、戦前には既に全通していたという。
 そのためか、地図上で見ても路線のほとんどは海岸線にぴったり張り付いていて、車窓からだだっ広い太平洋を望むことが出来る。三陸海岸もこの辺りまで来るとリアス式ではなくなり、浜は割と広くなだらか。人は、いない。
 角の浜を過ぎると、本州最北端の県、青森へ。内陸を高速で駆け抜けるとあまり感慨もないけれど、沿岸をゆっくりディーゼルカーで上がってくると、ああ、ついにここまで来たか、という気分になる。仙台を出てから約10時間。普通列車は、のんびりだ。

 階上町の二駅を過ぎると八戸市内となるが、八戸市内線の愛称が付いているのは鮫から八戸まで。確かにこの区間は沿線に建物も増えて来て、都市近郊路線の様相となる。単線だけど高架橋の上を走って、しかも非電化。何となく札沼線を思い出してしまった。あっちは乗ったこと無いけど。
 今宵の宿は本八戸にとってあるのだが、とりあえず全線乗るべく八戸まで直行。リバイバル国鉄色に塗られた3両編成のキハ40系は、64.9kmを1時間58分という鈍足で走破したのであった。

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