Benjamin's LOG

アウトドア派転向中?

第3751号:北山崎(2)

陸中海岸

(クリックで拡大します。その他の写真はこちらへどうぞ。)

 宮古から、三陸鉄道北リアス線へ直通。
 山田線内は臨時快速だったが、三鉄では定期列車のダイヤをそのまま使っているので、地元の高校生なども乗ってくる。3両編成だけど座席が少なくて、定期利用客にとってはあまり有り難くない列車かも。

 第3セクター鉄道のはしりだった三鉄も、今年で開業四半世紀。
 北リアス線の前身となった国鉄宮古線・久慈線は1970年代の開業なので、長大トンネルをぶち抜いて線路を通すという現代の新線建設手法が用いられている。そのため、全線の半分以上がトンネルで、風光明媚なリアス式海岸を見られる部分はほとんど無い、というのが事前の知識であった。
 ただ、海が全く見られないわけではなくて、所々に写真のようなスポットが現れる。列車を止めたり減速したりして「どうぞ御覧下さい」というサービスをする辺りが、観光列車。三鉄、頑張ってます。

 宮古から1時間半ほどで久慈に到着。
 この先、乗り継ぐ八戸線の列車が発車するのは約1時間後。実は、臨時快速の約1時間後に盛岡を出る定期列車に乗っても結局同じということに気づいたのは、山田線に入った後だった。
 まぁ、滅多に、と言うかもう乗れる機会が無いであろう、いかにも「国鉄型」なキハ58系に乗れたんだから、結果オーライ。ちなみに私が乗った車両はどうやら昭和36年製らしく、改造を繰り返しているとはいえもうすぐ製造から半世紀。大分車体も痛んでいるようだし、引退も近そうである。貴重な経験であった。

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