Benjamin's LOG

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　観光客のほとんどが下船してまず目指すのは、亀山であろう。
　標高235m。太白山より低いけれど、大島では最高峰である。その亀山の山頂まで一気に登ってしまうのは、赤、青、黄色のカラフルな一人乗り椅子が目立つ亀山リフト。浦の浜港から乗り場まで徒歩2分。昭和42年の開業というから、意外に歴史は古い。
　往復券を買って椅子に座ると、まず行き先がかなりの急勾配である様子が良く見える。だが、進んで行くと一様な上りではなく、中腹付近で一旦傾斜が変わっているのがまた面白い。北へ向かって上るので、右を向くと大海原。天気が良ければ上の写真のような眺めを見る事が出来るであろう。
　約12分で山頂駅へ。そこから徒歩で少し登ると、2ヶ所に展望台がある亀山山頂はすぐそこである。なるほど、これが緑の真珠と言われる眺めですか。天気に恵まれて、感謝。

　一通り眺めた後、下りのリフトで山麓へ。空中散歩という表現が実に良く合っていると思えた。その後、港へ戻って帰りの船に乗り、気仙沼から一ノ関経由で仙台へ戻る。
　翌日が早朝から動く予定だったので、大島には実質1時間強の滞在に留まったが、やはりここは行き当たりばったりで来るようなところじゃない。まぁ、他の楽しみは次の機会にとっておこうじゃないか。それこそ、早朝に家を出て夜更けに帰るスケジュールなら、日帰りでも7時間くらいは滞在できるわけだし、今度は是非島のあちこちを歩き回りたいものだ。