Benjamin's LOG

戯言を 綴り続けて 早10年
記録が増えて 減るのは記憶 あと髪の毛

第3180号:山田線

 JR東日本管内屈指の超ローカル線。
 盛岡から東進し、宮古で南に向きを変えて、名前の由来となった陸中山田を経由して釜石へ向かう路線なのだが、その実態は宮古から釜石がほとんど釜石線の延長のような扱いで割と列車が走っているのに対し、盛岡から宮古は1日たった4往復。これが宮古を鉄道で行きづらい都市というイメージにしていた最大の理由である。
 今回は往路を釜石回りにして全線走破した。釜石−宮古間は海沿いを走るのだが、三鉄の南リアス線に比べれば海が見える地点は多い。途中の岩手船越駅は本州最東端の駅。但しそれ目当ての客はほとんどいないらしい。
 対して宮古−盛岡間は山中、というより宮古側からの山登り。宮古駅で発車待ちをしている時に盛岡からの快速が到着したのだが、車内のガラスは真っ白に曇っていた。それほどまでに標高差と気温差が激しいということである。乗った列車も区界付近で完全に真っ白。表は駅名表が完全に埋まるほど積もった雪。やはり盛岡は高地であった。

 総計約160km乗るのに時間にして3時間強。表定速度は50km/h未満。
 それでも、水郡線の水戸−郡山間よりは若干速いらしい。この辺は、山の中を走るか、山沿いを走るかの違いなのだろうか。
 ちなみに、途中の茂市駅からは1日3往復というさらにローカルな岩泉線という路線が分岐しているのだけど、これに乗ろうと思ったら仙台から日帰りだと無理そうですな。まぁ、はやてでも使えば別だけど。

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