Benjamin's LOG

戯言を 綴り続けて 早10年
記録が増えて 減るのは記憶 あと髪の毛

第28号:松

 日本の風景には欠かせない木であろう。日本人の心の木とでも言うのであろうか。例えば鰻重のランクでも松が一番上になるし、盆栽と言えば大概松である。
 だが、私は今1年中この松に悩まされている。全て車がらみである。というのは、通研の駐車場が松の木の下にあるため、車が汚れて仕方がないのである。

 松の木はいわゆる常緑樹と言う部類に入るのであろうが(違ってたらすいません)、おかげで一年中落葉しているわけで、車の溝のある部分の至る所に松の葉が溜まる。トランクの隙間、ボンネットの中、ルーフのモールの内側など、洗車するときに溝の部分に水をかけてやると大抵松葉が出てくる。大風が吹いたときなどはもっと悲惨で、夜帰るときにワイパーを動かすと松葉がごっそりと拭かれて、ウィンドウの右端に溜まる。酷いときにはワイパーとの隙間に挟まって、そこだけ筋になってしまうこともしばしば。
 これが通年行事なのであるが、季節物もあるのだ。春先になると松脂がべったりと付着する。放っておけば車の塗装の色までも変えてしまうくらい強烈であり、ただ単に水をかけただけでは取れない。私はこれのために、常に50%のアルコールを車に積んでいる。また、ちょうど今頃は花粉が大量に舞うため、細かい粉が車全体に降りかかり、真っ黄色。これで雨でも降ろうものなら最悪である。

 松の木の悪口ばかり書いたようで恐縮であるが、松は鑑賞するもの。お友達になるものではない。駐車場に松の木を植えるのはやめましょうね・・・

Comments

Comment Form

Trackbacks