Benjamin's LOG

戯言を 綴り続けて 早10年
記録が増えて 減るのは記憶 あと髪の毛

第27号:木枯らし

 連日異常気象によって暖かな日が続く今日この頃であるが、ようやく木枯らしらしき風が吹いた。今晩のことである。
 結局、本格的な紅葉になる前に落葉してしまいそうである。不況のさなか、天気にまで見放された1年になってしまったのだろうか。観光業界のため息が聞こえてきそうである。

 木枯らし、と言えば童謡「たき火」。
 だが、私は生まれてこの方、路上で落ち葉を集めてたき火をしている風景に出会ったことがない。
 私は東京生まれの東京育ち。東京に木がないわけではないけれど、竹ぼうきを持っている家がはたして何軒あるだろうか。それ以前に、家の前の落ち葉掃きをする、という概念そのものがもうなくなりつつあるのかも知れない。昼間外に出ないからわからないが、仙台でもそういう光景を見かけたことがないので。

 落ち葉掃きは廃れても、欠かせないのが雪かき。木枯らしが吹いて、木々が全部枯れる頃、雪かきのシーズンが訪れる。去年は1日に5台も車を押すほどの雪が降ったが、異常気象の今年は如何なもんであろうか。

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