第13号:霧
- 1998/10/21 水 00:00
- 春夏秋冬
昨日に続いて天気ネタ。
仙台という町はとかく霧が多い。どのくらい多いかというと、3年半前に買った車のフォグランプがヘッドランプよりも先に切れてしまうほど多いのである。(わからんって!)
それはいいとして、私の感触だと1月に平均2〜3回くらい濃霧に見舞われる日があるような気がする。平地ならばそれほど問題はないものの、私の家のように高台にあるようなところは辺り一面まるで雲の中のようで、ライトをつけると光の筋がサッと伸びるほどの濃霧になる。
霧、と言って私が最も印象深いのは牡鹿半島の霧である。
運転免許を持って大学に入った私は、1年の時に友人と共にレンタカーを借りて、夜のドライブに結構行ったものだった。牡鹿半島などは夕方出て翌朝までに帰って来るには丁度良い距離なので、計4回くらい行っているかも知れない。だから、私は昼間の牡鹿半島は全く知らないのだ。
そのうちの1回は、牡鹿コバルトラインに入った途端に先の全く見えないような濃霧であった。当然夜間なので対向車もない。自分のヘッドライトだけが頼りなのであるが、視界が悪くて目の前しか見えなかった。夜しか走っていないので本当かどうかはわからないが、牡鹿コバルトラインは結構断崖の上を通っていたような気がする。一歩間違えばダイビング、ということで、私はシートを一番上まで上げて、前のめりになりながら運転したのを覚えている。
何故これが印象深かったか、と言われると返答に困るが、濃霧の仙台に比べて更に濃霧だった、というのが強く焼き付いたのかも知れない。それに、まだ初心者期間、教習所で「濃霧教習」なんてのをやるわけがないから、初めての経験ということで脳裏に残っているのかも知れない。以来、どういう訳か、濃霧になるとシートを一番上まで上げて前のめりになったことを思い出すのである。
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