Benjamin's LOG

　marines.tvでは諸積選手の引退記念特番を配信中。
　昨日の試合では最終打席でクリーンヒット、そしてセレモニーでは晴天下のずぶ濡れヘッドスライディング、至れり尽くせりだったようで。

　過去の様々な映像を見ていると、いつも体を張って野球とファンサービスをしていたんだなぁと改めて感じた。
　ジャンピングキャッチもヘッドスライディングも本来はひたむきなプレーから生まれるもの。それを「雨の中来てくれたお客さんに少しでも楽しんで帰って貰おう」と自ら水の中に飛び込んでいくところが、まさにただの「野球選手」ではない「プロ野球選手」であることの証明である。下手をするとパフォーマンスだけが取り沙汰されがちだけど、通算1110試合出場、103盗塁は立派なもの。数字に表れない数多くのファインプレーも含めれば、彼が一流のプロ野球選手であったことを疑う者は誰もいないであろう。
　「一度は監督をやってみたいものだ」と会見で話していたモロさん、今後は後進の指導者として大成してくれることを願う。

　それにしても、引退の年に優勝タイトルを総ナメという御祝儀を貰って現役を終えたはっつぁん（初芝選手）は、プロ野球界においてはやはり最高の幸せ者だねぇ、と思わずにはいられない。