Benjamin's LOG

気分一新

第2653号:中の湯

 福島市三大温泉と言えば、飯坂、高湯、そして土湯。
 飯坂はGWに一度行ったけれど、休日とは思えないほどの活気の無さが印象的。対して高湯はネットで色々調べていると、番台で「一時間だけね」と言われるほど混んでいるらしい。んでは土湯は?ということで今日行ったのは土湯温泉の公衆浴場、中の湯。
 温泉街は人も多く、自家用車で来た人が停めるところに苦労している姿が多々見受けられているのに、中の湯は私が行った時点でお客は3人。うち1人は脱衣中に入れ違いで出て行き、浴場にはいずれも中高年の2人。飯坂の鯖湖湯より人の数はさらに少ないが、その理由をあとで嫌と言うほど知ることになる。要は、熱すぎるのだ。
 「かなり熱いよ」という事前情報は大分前に貰っていたものの、いざ足を漬けてみると熱いを通り越して痛いのレベルである。浴槽の温度計を見ると、47℃。山形・赤湯の44℃が相当熱いと思っていたがその比ではない。看板には「健康のため43℃くらいでお入り下さい。熱い場合は備え付けの水道で埋めて下さい」なんて書いてあるが、ちょっと水を足したくらいでは到底埋まらない。2人の先客がいなくなってからホースの水を出しっぱなしにしてみたが、まさに焼け温泉に水。

 かつて、温泉に行ってこれほどまで湯船に浸かれなかったことはなかった。何となく敗北感を感じながら出てきたけれど、それだけにいつかまた来てやろうと言う気になった。土湯、奥が深い。

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