第962号:続・かぶ
- 2002/01/29 火 00:00
- 美食探求
草かんむりに「無」と書いて「かぶ」。
煮込むとほとんど崩れて無くなるから、昨日はこの漢字を見て「ああなるほどね」と思ったけど、蕪という野菜は奥が深い。
昨日の煮物は蕪だけを取り出して食して、鍋の中から出汁を取り終わった鶏ガラを出し、残った煮汁と人参、こんにゃくの上から鶏のムネ肉と里芋を足して再び一晩放置しておいた。で、今晩のおかずはその「鶏肉と根菜のガラ煮」だった訳だが、煮汁には蕪のエキスがたっぷり。鍋を開けたときの薫りは蕪そのものであった。
つまり、形は崩れて無くなれど、蕪はちゃんと煮汁の中に生きているのである。蕪の煮物は、蕪そのものを食べることよりも、蕪の溶けた煮汁を味わうというのがひとつの楽しみ方なのかも知れぬ。
お題復活して約1ヶ月半。
野菜一つでこれだけゴタクを並べられるのだから、なんというか、ディスクスペースの無駄遣いというか・・・
ちなみに、1月の日誌は1ヶ月分の量としては過去2番目になりそうです。過去最高は98年11月。この時もどーでも良いネタでごちゃごちゃ書いてましたねぇ。
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