Benjamin's LOG

　インターネットに馴染んでいる方ならば、ＨＰと聞いて即座に「ホームページ」と翻訳できるであろう。確かに「HomePage」の略だし、「Official HP」などと書いたページもあるくらいだから、かなり一般に浸透していると思われる。
　だが、我々電波屋、というか電気関係の仕事に従事している人間にとって、ＨＰという名前は別の意味を持つ。すなわち、大手計測器メーカー、米ヒューレット・パッカード社を指すことが多いのである。

　以前、友人のＹ君に、「ホームページをＨＰと略すのは如何なものか？」という問いかけを貰ったことがある。それまでは何の気も無しにホームページをＨＰと略していたのだが、この問いかけ以降、私はホームページをＨＰと略すのに抵抗が出始めてしまった。
　何故？と言われても答えがない。「何となく」であるから。
　実は、米ＨＰ社は来年４月以降、私の会社の商売敵となる、という深層心理も含まれているのだろうか。
　とかく、何でも略して言うのが好きな日本人。米ＨＰ社は社章も「ＨＰ」だからいいとして、やはりホームページはきちんと「ホームページ」と言うべきなのかどうか、最近悩んでいるところである。こんなくだらぬ悩みを抱えているから、頭の毛が少しずつ抜け落ちていくような気もするのだが・・・