第33号:成田山
- 1998/11/10 火 00:00
- 仙台宮城
青葉山の奥、東北大学の裏側に「成田山国分寺」なる寺がある。
成田山と言えば千葉県成田市の「成田山新勝寺」が総本山であろう。青葉山の成田山はその分院とでも言うのだろうか。とすれば結構なお寺である。
だが、難点が1つ、普通の人が非常に行きにくい所に存在しているのだ。
ここで言う「普通の人」とは、車、バイク等を持たない人のことを言う。
と書けば大体お分かりと思うが、車かバイクがないと行けないところにある。一応、市バスが通ってはいるものの、数時間に1本。市街地から結構近いところにありながら、さながら陸の孤島のようである。
私がたまに行く定義如来も似たような条件だが、あそこはれっきとした観光地。旅館もあるし、となれば当然送迎バスが存在するから、観光に行こうとしたらそれほど不便ではないのだろう。成田山と違ってもの凄い山奥であるから、それなりに覚悟をして行けばよい。だから、日曜日など結構賑わっている。
ところが、成田山は寺の名前が有名であるにもかかわらず、殆ど人がいない。たまたま今日は青葉山に行った帰りに寄ってみたのだが、人の姿を見かけることはなかった。もちろん出店もない。単に寺があるだけ、なのである。千葉の成田山などはいつでも人がいて賑わっていそうな気がするのだが、やはり立地条件の違いなのであろうか。
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