Benjamin's LOG

　仙台空港線が華々しく開業した裏で、静かに歴史の幕を下ろす路線が一つ。
　既に大分前から廃止予告が出ていたくりはら田園鉄道、本日を以て約90年にわたる運行を終了した。宮城県の三セクということもあるのだろうけど、河北Webなどはほぼ毎日のようにくりでんの話題を載せていて、やはり廃止直前は結構な賑わいを見せていたらしい。「普段からこれくらい乗ってくれればねぇ」は、同日に廃止になった他の鉄道でも聞かれる台詞であろう。まずは、お疲れ様でした、でしょうか。

　下の写真は、ちょうど1年前にくりでんを訪れた際のもの。鶯沢停留所から細倉方面を見た絵である。時刻は大体14時前後。この頃はまだ廃止に向けたイベントも無く、ただただ閑散としていたのだけが印象的であった。そういえば、帰りに沢辺から乗った「栗夢しゃとる」の方が先に廃止になってしまったようですね。