Benjamin's LOG

　「こだま５４３号」は、東京駅から各駅に停車して約２時間で豊橋へ。「ひかり」が小田原に停車する機会が増えても何故か豊橋にはあまり止まらないらしく、自然と「こだま」を選ぶしかなくなってしまうらしい。
　で、豊橋から名鉄を使って名古屋へ行くという、単に移動のためだけならば非常に無駄な選択をしたのだけど、要はまだ一度も乗ったことがない名鉄電車とはどんなものかいな、というのを試してみたかった、と。ＪＲに挟まれた豊橋駅３番線に来た岐阜行き特急は、豊橋方だけがいわゆる「パノラマカー」こと展望席付き車両で、名古屋方４両は特別料金無しで乗れる一般車両。しかし一般車両でもそれなりの内装設備を持っているのは、もうここが関西圏に片足を突っ込んでいるという証拠なのだろうか。
　走り出すと車両前方の電光掲示板に列車の絵と共に現在の速度が出てくるところが面白い。今回乗った列車の最高速度は119km/h。まぁ速いんだけどやはりＪＲと同じ狭軌の線路のためか、結構な縦揺れを感じた。その辺は庶民派特急と言ったところか。庶民派と言えば、知立から乗ってきた３人組のおばちゃん、コテコテの名古屋弁でしゃべっとりゃあした。「えびふりゃーうみゃー」は虚構の世界ではなく実在しとったわけね。こういうのが楽しめるのが一般路線の面白いところですな。