第183号
- 1999/11/08 月 00:00
- 情報技術
最近、会社でコンピュータ「様」に使われている。
今日も、コンピュータ「様」が計算結果を出すまで残業。そして明朝まで次の仕事をやって頂くよう、お願いをしてから帰ってきた。
人間が仕事をしない時間も、コンピュータ「様」は黙々と仕事をしている。人間から見ればコンピュータを「使っている」気分なのかも知れないが、コンピュータから見れば人間なんて自分が計算を間違いなく出来るようにデータを作成する「コンピュータ」に過ぎないのかも知れぬ。だから、どっちから見てもお互いを「使っている」ことになるのだろう。
当然、こんなことを書けば「コンピュータには自分の意志というものがないじゃないか」という反論がでてくると思う。
ところが、私はどんなコンピュータにも「俺は計算をしたくてしたくてたまらないんだ!人間め、さっさと計算するためのデータを持って来やがれ!」という確固たる意志があるように思える。だから、昔から人間が間違ったデータを渡すと「コマンドまたはファイル名が違います」と言って怒るし、最近では更にわがままになって、人間の意志とは無関係に「このプログラムは不正な処理を行ったために強制終了されます」などという言葉を残しつつ勝手に処理をやめてしまう奴まで出てくるようになった。
全く、嫌な世の中になったもんだ。
しかも、正月になると富士山麓に集まる暴走族みたいに、来年の正月には一斉に暴動を起こすという噂が飛び回っていて、そのために人間があちこちで苦労をしている。なんなんだろうね、この世界。
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