第163号
- 1999/10/19 火 00:00
- 日々徒然
10月19日、TOEIC(トーイック)の日、ではないと思う。
しかし、会社に入ってからめっきり英語を使わなくなった。「英語は大事だよ」とさんざん言われた割には研究室にいた頃の方が英文の論文を読む機会が多かったし、他国から来た人と英語で話す機会もあったように思う。とはいえ、元の英語力がそれほど無いから「英語力が落ちた」と感じることもないであろう。
ちなみに、表記した「TOEIC」は英語力をはかる目安とされているが、これの点数が高くなったからといって即座に英語がペラペラ話せるようになるか、というと答えはおそらくノーであろう。TOEICには「しゃべる」テストはない。日本の英語教育において最も欠けているのが「しゃべる」能力の教育であるから、ネイティブ同様に話せるようになるには現地で生活する以外に方法は無いと思われる。但し、TOEICで高得点をあげるためには相当のボキャブラリーが必要になるので、コミュニケーションのための英語力はつくかも知れない。
いい加減、「受験英語」などという教育も無くして貰いたいものだが、文部省の教育改革案を見る限り、100年経ってもそういう風潮は現れそうにないですなぁ。大体、教師の教育からして間違っているぞ、日本は。
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