Benjamin's LOG

気分一新

第9622号:記憶の彼方

 工学部の青葉山キャンパスを歩いたのは、果たしていつ以来だったか。
 卒業後もベンチャーの関係で訪れた覚えはあるのだが、現職に就いてからは多分一度もなかったはず。無論、震災後の様子も書面以外では知らず。
 電気系もメインの建物が地震でやられて建て直しているので、かつての面影はまるで無いだろうと思っていたら、講義棟とその手前にある図書館は昔のままの形だった。

 なんか、それだけで十分。
 今やバスの走らなくなった1号道路も車線が減っているとか、中央食堂の建物がすっかり変わっているとか、数え上げればキリがないけど、私がここに通っていたという記憶だけはまだ確かだった。

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