Benjamin's LOG

気分一新

第9253号:退電化

 わりと身近な路線が電車の運行を止めるという。
 身近と言ってもまだ両手で数える程度しか使ったことが無いが、奥羽本線の新庄−院内間、山形の工場の最寄り駅である真室川駅を含む区間である。現在は大雨の影響で運休中。もはや南側からの直通列車を走らせることが出来ず、今は貨物営業もなしで2両編成の電車が数時間に1本走るのみ。確かにそのためだけに電化設備を残しておくのは維持費を考えると無駄というのはその通りだが、これで新幹線が新庄から北へ伸びていくことはまず無くなっただろうな、と思わざるを得ない。それどころか、いつまで残るのか、すら考えねばならない状況だろう。

 運送業の従事者が減って鉄道が見直される時代、と言われている割に、将来的な利用を考えない方向へ進んでいるのは些か残念と思うのだが、民間事業者である以上儲からないものは切らざるを得ない。
 これも民営化の弊害なんだろうな。

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