Benjamin's LOG

気分一新

第8823号:通りゃんせ

 三鷹通りと連雀通りの交差点、八幡前に盲人用音響案内機が着いたのは、私がまだ小学校低学年の時代だったと思う。
 当時、「盲人用」の文字が読めず、なんか白い押し釦が増えたなと思って押して見ると、聞き慣れない「ピリリリリ」と言う音が。そして青信号になると音楽が。目の不自由な人向けだ、というのを知るのはもう少し後になってからだった。私の場合、三鷹通りを渡って久我山方面へ歩いていくことが多かったので、通りゃんせよりも「故郷の空」のイメージの方が強かったが。

 で、その通りゃんせが、鳥の鳴き声で統一される方向になっているのだとか。音楽だと方向感覚がわかりにくいのが理由とのこと。
 八幡前交差点は表示機がLEDになったあとでも通りゃんせと故郷の空を維持していたらしいから、40年近くも現役だったことになる。さて、実際に役に立ったのは、どれくらいなんだろうか。

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