Benjamin's LOG

気分一新

第6462号:サクラノチル

 仙台市民なら「さくら野」と聞けば駅前の百貨店を思い出すであろう。
 私が学生の頃はVIVREだった。青葉通沿いに大きな市掛け時計があって、子平町循環のバスを待っていてたまたま正時にぶつかると、結構な音量とともに動き出す時計を楽しんだものだった。

 そんなさくら野が破産手続き開始というニュースは、誰もが一つの時代の終わりを感じたに違いない。
 考えてみれば、私も中に入ったことは一度も無かった気がする。デパートって学生にはあまり縁のない場所だったし。でも、あの桜色の看板は仙台のランドマークの一つだった。やはり寂しいものがあるね。

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