Benjamin's LOG

気分一新

第4686号:ばっけ

ばっけ天

 春の風物詩。
 タラの芽や菜花もそうだが、この「ふきのとう」ことばっけも新物らしい独特の苦みがあって、日本人の味覚をくすぐる。今日のは割と味が濃いめ。蕗の持っている苦みの成分を全て凝縮したような味、と言えば伝わるだろうか。

 ところで、この「ばっけ」と言う呼び名、仙台にいた頃はほとんど耳にしなかった。
 検索を掛けると一番最初に出てくるのは秋田。次に出てくるのは北東北3県。宮城でも場所によってはそう呼んでいる人はいるらしいし、山形の最上地方も秋田の県南と接しているせいか、普通に名前を聞く。だが、あまり北東北に縁のない人に「ばっけ」と言ってもまず通じない。これを使った味噌は、秋田では「ばっけ味噌」だが会津地方では「蕗味噌」だったような。
 「ふきのとう」と言うと字面と音から上品な食い物を想像するけれど、「ばっけ」と言った途端に庶民の食い物になるような気がする。私は、「ばっけ」万歳。

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