Benjamin's LOG

　今日はasahi.comの記事がちょっと気になったので、まずは福井県知事の言葉をお借りしよう。

　「人の弱みにつけ込むもので不快感を覚える。福井県で導入したら観光客が来なくなる。我々の立場を逆手にとった税制だ。」

　これは、東京都のホテル税構想に関する発言だそうだ。
　ここを読んでいる福井県民の方がどれほどいるかはわからないが、上の太字の部分を読んで県民の皆様は不快感を覚えないのでしょうか？と言うのは、「福井県はホテル税を導入すると観光客が来なくなるほど魅力のない県なのか？」と言うことである。
　私自身は残念ながら福井県に観光に訪れたことも通過したこともないのだが、永平寺には是非一度行ってみたいと思っているし、芦原温泉とか若狭湾とか、魅力的な場所はいくらでもある。そういうところに行きたいと思ったとき、「宿泊料１万円につき１００円のホテル税を頂きます」と言われたからって果たして行くのをやめますか？最近では京福電鉄が事故を起こしたりとあまり良いイメージが無い上に、知事がこんな事を言っているようじゃますます観光客が来なくなりませんかね？

　別に私は東京都がホテル税を導入することに賛成も反対もしていない。ただ、東京都が導入するからと言って福井県が同調する必要は全くないもののはずなのに、なぜこんな発言が知事から出てくるのか、理解に苦しむ。もっとも、東京都は宿泊料１万円につき１００円と言っているが、福井県が宿泊料１万円につき５０００円のホテル税を課す、と言うのならば確かに観光客は来なくなるかもしれんけどね。