第4313号:闇
- 2011/04/11 月 20:10
- 日々徒然
大地震発生から1ヶ月が経過。今日もM7級余震が発生。
未だ大震災の終息が全く見えない。1ヶ月が区切りにならず、単なる通過点の一つにしか感じられないほどの長期的な災害が、果たして過去にあっただろうか。
仕事をしながら感じるのだが、やはり経済活動は停滞している。
地震発生から2週間後くらいは、動ける企業は積極的に動こうという素振りが見られたものの、実際に被災地からの供給が長くストップした状態で、動こうにも身動きが取れない企業が予想以上に多くあるものと思われる。
おまけに、一部製品を海外輸出している企業に降りかかってくる残留放射能の問題。福島県に工場を持つ我社も線量計を3台購入して、本社と工場に配備しつつ、今までやったことも無い放射能測定の準備を進めている段階である。ここ秋田でも大気中の放射性物質を測定すべく被曝サンプルを製作中。ここまでやって買ってくれるならまだ良い方で、中には「日本=放射能汚染の国」というレッテルを問答無用で貼ってシャットアウトしている海外企業もあるらしい。
セシウム137の半減期は30年。遥か先のように思えるのだが、日本経済が地震前の状態に戻るのにこれだけかかったとしても、不思議ではないような気がしてきた。
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