Benjamin's LOG

実りの秋、小太りの冬

第3820号:頭脳派左腕

 124は「いぶし」とも読めそう。
 そんな今日、一人のいぶし銀投手が引退会見を行った。80年代後半から始まった球界再編の中で、数少なくなった阪急ブレーブス在籍経験のある左腕、高木晃次投手。実質4球団、名前が変わったのまで含めると6チームに在籍していたというツワモノである。
 YFKが「勝利の方程式」として脚光を浴びる裏で、先日引退した右の小宮山部長と共に、困った時の左腕職人として21世紀初頭のロッテを支えてきた高木さん。地味な存在だったが、いないと困るのも確かであった。今度はグラウンド外で裏方として支えてくれるのだとか。有り難いですねぇ。

 5年前に合併したブルーウェーブとバファローズは置いといて、20世紀末の再編で名前が消えた球団に在籍していた選手のうち、来年も現役を続けるのは2人。ついでに最後のオリオンズ戦士である堀さんまで含めると3人。多くの鉄道会社が球団を持っていた時代が、確実に過去のものになりつつあるのを感じずにはいられない。

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