Benjamin's LOG

　さて、月も変わったことだし、そろそろ締めに入りましょうかね。

　実は、今回の乗り鉄で一つだけ大きな誤算があった。
　当初、盛岡からIGRに乗って直接八戸へ向かい、その日のうちに十鉄と大湊線を乗りつぶした上で、翌日に三陸海岸を下ってくるという時計回りのルートを考えていたのだが、盛岡で急遽反時計回りルートに変えてしまったために、どうしても大湊線に乗る計画が立たなくなってしまったのである。
　この大湊線という路線、本数はそこそこ走っているのに、東北本線の特に八戸方面の普通列車との相性が極端に悪い。その日のうちに普通列車で仙台へ帰って来るためには八戸を16時20分に出る列車が最終となるのだけど、これに間に合うためには大湊を5時間以上も前に出ねばならず、しかも八戸で3時間弱の待ち合わせ時間となる。途中で特急を挟めば変わってくるのだが、そもそも八戸から大湊へ行くのも乗り継ぎが今ひとつ。
　折角6千円で来たのだから最後まで6千円には拘りたいけれど、この辺に来る機会がしょっちゅうあるわけではないのもまた事実。キハ58系に浮気をしたために乗り潰す路線が減るのも癪だし、若干特急に金を使ったとしても大湊へ行くべきか、それともどうせ特急を使うなら青森を通って日本海側まで行ってしまうか、と悩んでいた時、ふとある列車に目が留まった。盛岡14時10分発田沢湖線大曲行き。1日2.5往復しかない田沢湖線全線直通の普通列車・・・

　というわけで、結局八戸を昼過ぎに出て、大曲、新庄、羽前千歳経由で帰って来ました。この間、約10時間半。最後の仙山線以外、私が東北を走る車両の中で最も嫌いな701系ばかりだったのには些か閉口したのであるが。
　結局大湊線には乗れなったけれど、いずれ秋田新幹線で潰せるだろうと残しておいた田沢湖線を普通列車で走破することが出来たわけだから、まぁ良しとするか。