Benjamin's LOG

　今年もまた、首相交代の季節がやってきた。

　2年前、安倍総裁辞任後の後任を決める自民党総裁選のとき、私の中では福田氏の方が断然麻生氏よりも総裁や首相に相応しいと思っていた。
　図らずもそれから2年経って、当時総裁選を争った2人がどちらも総裁かつ首相を約1年勤め上げた事になったわけだが、今の私の評価は「思ったよりも何も出来なかった」福田氏より、「思った以上にそこそここなした」麻生氏の方が上。やらせてみなきゃわからんこともある、ということだろうか。

　さて、民主党主導の新政権だが、例によって全く期待も支持もしていない。
　予想では、持って来年の参院選まで、早ければ年内にも現内閣の構図が崩れると見ている。「オールスター」は、裏を返せば「寄せ集め」。必ず足並みが揃わなくなるときが来るだろう。某幹事長が連立政権の中に入っていた時代に、今朝までの自公政権のように長く連立が維持できた例がないのも事実。加えて、今までは野党だからということでさして問題にならなかったようなことでも、与党になった途端にマスコミが隅から隅までほじくり返し始めるわけで、参院選までにどれだけのスキャンダルが出てくるかもポイントだろうか。
　民主党は次の選挙で参議院過半数を狙っているようだが、良くて現状維持が精一杯、場合によっては惨敗という結果もあり得る。いずれにせよ、来年また衆参のねじれ現象が起こってもおかしくないぞ、と。

　まぁ、この日誌、かなりの天の邪鬼だから、良い方に予想が外れればいいんですがね。