Benjamin's LOG

　あるサイトに、今から30年前の仙山線の時刻表が掲載されていた。
　今でこそ毎時2、3本の通勤路線だが、当時は仙台の次は北仙台で、仙台市内の駅はこの二つだけ。北仙台の次が宮城郡宮城町の陸前落合という超ローカル線だったらしい。
　列車は1日13往復。うち1往復は仙台−作並間、1往復は山形−山寺間で、残り11往復は全て仙台−山形間を結んでおり、そのうち5往復が急行という、愛子行きがほとんどの今の通勤路線の様相とは全く異なるダイヤが組まれている。全線電化されているにも関わらず、電車は3往復の急行だけ。残り2往復の急行と普通列車2往復は気動車で、あとは客車列車というのも面白いところ。時代を感じますねぇ。

　ジブリの映画「おもひでぽろぽろ」では、仙山線の高瀬駅に気動車が停車しているシーンが出てきたけれど、少なくとも昭和50年代前半までは当たり前のように見られた風景だったらしい。駅前の様子は今もあまり変わっていないようですが。