Benjamin's LOG

戯言を 綴り続けて 早10年
記録が増えて 減るのは記憶 あと髪の毛

第2480号:姉歯の松

 ある元建築士のおかげであまりいいイメージが無い字面になってしまったが、姉歯というのは旧金成町では平安時代からの由緒ある地名だそうな。
 一昨日、くりでんの沢辺から東北新幹線のくりこま高原までバスに乗ったのだが、その途中にあるのが姉歯地区。表題の姉歯の松というのは栗原市のホームページにある伝記によると墓標の意味で植えられたものらしい。昔、天皇が全国から女官を招集した際、陸奥の国代表だったある姫が行き倒れになったのが姉歯の地で、後日その妹が代わりに上京する時に立ち寄って、姉の墓に線香を手向け、寺を建て、墓に松の木を植えた、とのこと。
 日本の歴史上の名所なんだろうけど、交通手段が乏しい上に、くりでんが廃止になってしまうとわざわざ訪れる人はほとんどいないのではないかと思われる。かくいう私も、某元建築士が社会の話題になっていなければここでネタとして取り上げる事もなく、栗原市のホームページで伝記を知る事も無かったであろう。これは、怪我の功名、なのか?

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