Benjamin's LOG

戯言を 綴り続けて 早10年
記録が増えて 減るのは記憶 あと髪の毛

第1932号:滝乃湯

 鳴子温泉には旅館の他に公衆浴場もあるが、最も歴史が古いのが滝乃湯だそうだ。
 狭い脱衣所と古びた浴槽があるだけの至ってシンプルな風呂場。まさに温泉の原点とはこう言うのを指すのであろう。鳴子は過去3回訪れているが、滝乃湯は最初に行ったとき以来だからおそらく10年ぶりくらい。全く変わっていない。しっかりと伝統を受け継いでいるのですねぇ。
 硫黄の臭いが漂う湯舟にじっくりと体を漬けて出てくると、入る前に比べて何だか体が軽くなったような錯覚を覚えるから不思議なものだ。宮城に名湯は沢山あれど鳴子の湯はその中でも抜群、と私は思っている。やはり温泉は硫黄の臭いがしないと効いた気にならないし。

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