Benjamin's LOG

戯言を 綴り続けて 早10年
記録が増えて 減るのは記憶 あと髪の毛

第1826号:サクランボ御難

 また嫌な季節になってきた。
 お隣山形のこの時期の名産と言えば何と言ってもサクランボ。しかし、去年あたりから高級品種を根こそぎ盗難、なんて記事が目立つようになった。
 こういうとき、情報化社会というのは本当に有り難いものなのかと疑問に思うことがある。「どこそこがどんな手口でやられた」という報道が即座に出回ると絶対それを見て真似する奴が出てきそうな気がするのである。まして、愉快犯は構って貰うことを一番の楽しみとするから、あちこちで記事になると犯人を増長させるだけではないだろうか。
 愉快犯ではなく、盗んだサクランボで闇ルートの商売をやっているとしたら、もう1年以上前からこんな事が続いているのだからいい加減足がついても良いはず。いずれにせよ、丹誠込めて作ったものが不本意な形で消費されている現状を何とかしなければ、折角の名産が報われぬ。

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