Benjamin's LOG

戯言を 綴り続けて 早10年
記録が増えて 減るのは記憶 あと髪の毛

第126号

 厚木の名物の一つに「ホルモン焼き」がある。
 何故これが厚木名物になったのかはまだ知らないが、厚木市内はとにかくホルモン焼き屋が多い。飯時になるとそこら中でホルモン焼きの匂いがすると言っても過言ではない。
 などという前振りで始めるのは大抵自分がその日に行っているからである、というのはこれまでのパターンでおわかりでしょう。今日は厚木市内でも有名なホルモン焼き屋、「酔笑苑(すいしょうえん)」で食事をしてきた。店員が着ているTシャツをみると「since 1964」となっているから、35年の歴史を持つ老舗である。

 ここの特徴は、カウンターに座りながらにして自分で肉を焼くこと、であろうか。二階にはお座敷もあって、そちらではよくある鉄板付きのテーブルを皆で囲んで肉を焼くというごく一般的なスタイルである。しかし、カウンターに小さい炉と網を置いて自分で焼くというのは私が知っている限りでは見たことがない。

 しかし、酔笑苑の店員、「網をお取り替えします」といって炉の上に乗ってカンカンになった網を素手で掴んで持っていくあたり、常人ではない。この技は誰しか出来ないというのではなく皆出来るようである。新しく入った店員は、まず充分よく焼けた網を掴むことから修行を始めるのであろうか。

Comments

Comment Form

Trackbacks