第1019号:おお大久保
- 2002/03/27 水 00:00
- 日々徒然
両極端。今日の一言はこれに尽きる。
朝8時半に大久保駅を降りて、約10年前と同じように大久保通りを新大久保駅の方へ歩き始めると、目の前に広がったのは変わり果てた大久保通り商店街の様相。
アーケードの屋根はなくなり、コンビニが増え、淀橋教会が立派な建物に建て変わり、ああ昔ここにこんな店があったっけなという店がたまにちらほらある程度。やはり街というものは確実に進化するものなのであった。
ところが、新大久保のガードをくぐってロッテのガム工場の裏道へ入った途端、そこには8年前と全く同じ光景が、と言うより匂いが漂っている。何かを見て、あるいは何かを聞いて昔を思い出すというのがごく一般的なのだろうけど、ガムの匂いで昔を思い出せる人は私の同窓生くらいなものであろう。そう、確かに昔は毎日この匂いをかぎながら通学したものだ、と。これはその後、高校の前を通過したときに見た校門や校舎の風景よりも遙かに強烈だったようで、むしろ学校名の入った看板を見ても「あれ、こんなだったっけ?」と思うくらいである。嗚呼、ガムの匂いにかき消された私の高校生時代。(なんじゃそりゃ)
てな感じに、今朝8時半頃大久保通りをにやけながらたまにぶつぶつ独り言をつぶやいて歩いていたオッサンを見た人、それはまず間違いなく私です。まぁここの常連さんにはまずいないと思いますが。
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