Benjamin's LOG

戯言を 綴り続けて 早10年
記録が増えて 減るのは記憶 あと髪の毛

第62号:バイキング

 いわゆる「好きな物を好きなだけ取る」食事の形態のこと。
 元々はどういう意味なのかと思って英語の辞書を開いてみると、バイキング(Viking)は8-10世紀にヨーロッパ北部及び西部の沿岸を略奪した北欧人、という意味らしい。但し、これは上記の食事の形態とはあまり関係がないらしく、注釈に「日本の『バイキング式』食事は英語ではbuffetまたはsmorgasbordという」と書いてあって、結局どこから「バイキング式」というのが生まれてきたかは辞書を見ただけでは不明である。

 このバイキングも、ホテルの朝食などではよく見かけるが一般にはあまり馴染みがない、と思っていたが、仙台市内には「弁当のバイキング」が存在する。その名は「ごちそう市場」。これは仙台市内だけではなく宮城県内に10店くらいあるらしい。
 どういう物かというと、客は好きな大きさのトレー(要は弁当箱)を持って、並べられたおかずを次々に詰めていき、最後にレジで重量を金額に換算して支払う、という仕組みである。「ごちそう市場」は一部のおかずを除いて100g150円。
 おかずの種類は多彩で、鶏の唐揚げ、コロッケ、アジフライなどの揚げ物、肉じゃが、ぶり大根などの煮物、焼き魚が数種類、煮豆、卵サラダ、ポテトサラダ、ハムのマリネ、ほうれん草おひたし、厚焼き卵、浅漬け、キムチ、わさび漬け等々、数え上げることなど到底出来ない。当然白飯もあり、おかずとは別にパックになっている。また店内で食事をすることも可能で、その際は味噌汁がサービス。店内ならばそばやうどんを注文して食べることもできる。ここまで来ると、もはや弁当屋とは言えない。ホテルの朝食バイキングとは少々趣が異なるが、大まかなところで同じと考えても良いのかも知れない。

 私も時々利用するのだが(本日のお題なんだから当然今日も行って来たわけで)、いつもと変わらぬおかずと、日によってあったり無かったりする物があって、結構楽しめる。但し難点が一つ、どうしても取りすぎてしまうことでしょうかね。一度取ったおかずは戻せないから、バランスを考えて「野菜が足りんなぁ」となったら野菜を入れ、「魚が欲しいなぁ」と思ったら魚を加えて、なんてやってるといつの間にかおかずだけで800円くらいになってしまう。こりゃ、気をつけないと太りますな。今さら言うことでは無いんでしょうが。

Comments

Comment Form

Trackbacks