Benjamin's LOG

ブルう年

第4620号:Tachyon

Tachyon

 三鷹駅北口から中町新道を東進すると、平沼園前交差点の角に洋食屋がある。
 店主が高齢化して店じまいした(とのネット記事があった)かつてのステーキハウスの跡地に3年前の夏から営業を始めたこの店は、平日の昼間になると近くの武蔵野税務署の職員やその関連の客で一杯になるのだとか。

 忙しい時には出せないから平日の夜と土日のグランドメニューにしか載せていない、というハンバーグステーキを食してきた。
 確かにシェフがこだわりを持ってこねているというだけあって、固すぎず柔らかすぎず丁度良い食感のハンバーグは、非常に美味。ソースよりも肉を褒めたくなったのは初めてかも知れぬ。
 メニューは他にフライものやソテー系、生姜焼きやパスタまで取り揃えている。おそらく地域密着型のレストランを目指しているシェフの意向なのだろうが、これなら毎日来ても飽きないだろう。ちなみに、私のあとに来て隣りのテーブルに座った客がオーダーしていたオムライスは、一般的な形とはちょっと違うのだがこれまた非常に美味そうだった。次行った時の第一候補かな。

 普段の二割増しくらいで店を持ち上げてますが、ここのシェフは実は私の同級生です。
 お客様に食事をゆっくりと楽しんで貰いたいから、行列が出来るような店になっちゃったらやめるよ、との事だし、実際今もほぼフル回転でゆっくり休む暇も無いそうだけど、旧友としてはファンを増やしていつまでも続けて欲しいという願いもあるわけで。この辺、加減が難しいところですな。
 なお、二割増しなのはシェフのこだわりや意向の部分だけで、料理に関してはあるがままを書いております。お近くにお出での方、是非お立ち寄り下さい。

Comments

Comment Form

Trackbacks