第3971号:秘境路線
- 2010/05/04 火 20:52
- 二条鉄路
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実に8年越しの全線制覇。
臨港工業地帯を走るJR鶴見線には、本線の他に2本の枝線がある。
一つが海芝浦線。終点の海芝浦駅は既に某企業の構内なので、一般人が改札を出ても行き場がない駅として有名であった。現在はその某企業が整備した公園が唯一の行き場。公園といっても若干のベンチが置いてあるくらいで、雨でも降ろうものならやはり改札の外には出られない。
もう一つが大川線。こちらは一応公道に沿っているし、そばに一般路線バスの停留所もあるので、時間さえ合わせられれば電車で来てバスで帰ることも出来るし、その逆も可。但し、あくまで「合わせられれば」であって、休日でも1時間に1本ペースのバスに対し、電車は1日3本。岩泉線もびっくりの超閑散路線である。ちなみに、平日は本数が増えるものの、9時台から16時台は1本も無し。どうやらこの間は貨物の入れ替えが主業務で、旅客を運ぶような余裕はないらしい。
というわけで、鶴見線を制覇するためには、まずどうやって大川線に乗るプランを組むかに掛かってくる。休日は、鶴見発7時台が2本、17時台が1本。季節にもよるだろうが、確実に明るいうちに乗るなら朝しかない。今回は、鶴見発7時55分の大川行きで大川線を走破し、浅野まで戻ってから海芝浦線を往復して9時30分に鶴見に戻る旅程を組んだ。未乗区間は両方合わせてたった2.7km。乗り潰しは、完全にしようと思うほど効率が悪くなるものだ。
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